当院の治療法
各症状や体質に合った治療法
【治療方針】
- 急性の症状、診断名が付いた内科的な症状 ⇒ 現代医学的に解剖、生理学に基づいた治療
- 自律神経の不調、ストレス病などの原因がはっきりしないもの ⇒ 東洋医学的な考えに基づいた治療
以上の考え方を照らし合わせて実施します。
松森式太極(たいきょく)治療
鍼灸治療に共通している原理・原則は、血液の循環を改善して、自律神経を主体にホルモン、免疫系を調整することで自然治癒力を高めるきっかけをつくることが大切です。
また、全身に鍼灸をすることで、鎮痛作用と全身の血液循環が良くなります。
そのために、身体の【調節能力】がスムーズに働くように、全身に指圧整体・鍼・灸(温灸)を実施します。
鍼(はり)パターン①:東洋医学のツボを応用したもの
・オレンジ●=細い鍼を数ミリ刺してスグ抜く
鍼(はり)パターン②:現代解剖学を応用したもの
脊髄神経が皮膚・筋肉を巡り、内臓につながっています。
特に、胸椎のスグ傍らは、交感神経が走行していますので、原因がはっきりしない全身的な症状には、胸椎を主体に・頚椎・腰椎・仙椎のスグ際にあるツボや固い筋組織を目標に使用します。
背骨から出る神経(脊髄神経)は、前枝(胸腹部に分布する神経)・後枝(背中・腰に分布する神経)に分けられ、筋肉や皮膚を走行して知覚を司どっています。
このように脊髄神経と自律神経の関係、また、皮膚・筋肉の関係を考えて治療法につなげていくと、理論整然と確信を持った治療を実施することができます。
◎ツボ:華陀夾脊穴
・オレンジ●=細い鍼を少し深めに刺してスグ抜く
灸パターン:構造的に負担がかかるポイント、自律神経に関連深いポイント
・ミドリ●=灸を施す部位
上記のようなツボや神経の集まっている部位に、鍼や灸を施すと血液循環が改善され、体温も上がり、何よりも体が軽くなります。
太極療法の適応は、自律神経失調症、心身症、疲労・ストレス、原因がわからない症状、虚弱体質etc.に応用します。
症状に対応する治療
太極治療は、心身の自然治癒力を高めるために実施しますが、痛みやコリ、シビレが強い場合には、その症状に対して治療します。
①良導絡:直流電気鍼
②ドライニードル:矩形波電気鍼
③低周波置鍼療法
④置鍼(ちしん)
⑤単刺
⑥灸頭鍼
井穴刺絡療法
井穴刺絡療法とは、横浜の内科医 浅見鉄男先生が創始した治療法です。
指趾端にある井穴に特殊な針を刺し、10~20~30滴
(病状、重症度により差がある) 少量の出血をさせ、自律神経を介して筋肉のコリ、関節痛、皮膚粘膜疾患、 内科疾患、其の他の疾患を治す治療法のことを言います。
特に手足の爪の生え際は、動脈と静脈の交わるポイントでもあるために、刺激をすると自律神経反射が出やすい部位でもあります。
心身の緊張感も一気に緩和します。
遠隔的に自律神経を調整したい時に使用します。
オステオパシー(直接法)
骨格のズレを治すというものではなく、骨や関節に付着している細かい筋肉や関節の動きを良くするために施します。
特に姿勢を保持したり、関節を安定させる深部の筋肉(インナーマッスル)の柔軟性を高めます。
その結果として、関節周りの血流が改善されます。
矯正する時には、「ボキッ!」と音がする場合もありますが、それで骨の位置が変わるものではありません。
オステオパシー(頭蓋療法)
心身の緊張感が抜けないストレス症状、自律神経失調症などに施します。 治療中に皆さんリラックスして軽い眠りにつく方が多いです。
超音波治療×ハイボルト治療
超音波は耳に聞こえな振動です。その振動を筋肉に照射すると筋内部で熱を作ります。
そして振動により組織のマッサージ効果にもなります。
また、超音波にハイボルテージという特殊な電流を流すことで筋肉内の神経に働きかけ痛みを抑える効果もあります。
当院では鍼施術後、超音波か超音波+ハイボルテージを実施します。