自律神経失調症・慢性前立腺炎・円形脱毛症・慢性上咽頭炎・目の疲れ・首こり・肩こり・腰痛が得意な鍼灸・マッサージ院
名古屋市緑区の鍼灸整体院 - ライフ治療院

師匠の遺言

" 院長のブログ "

2019-03-04

師匠の遺言

 

ライフ治療院のHPには、治療院のFacebookが掲載されていますが、私個人の、松森裕司(まつもり ひろし)のFacebookもやっています。

 

 松森裕司 Facebook 

 

どちらかというと、投稿の内容は学会や研究会の活動に関して医療関係者に情報を発信しています。

 

よく、私は同業者から 【どうして そんなに熱心に活動するのですか?】と、尋ねられることがあります。

 

その理由をお話をします。

 

何年も前ですが 鍼灸の師匠である、勝野由睦先生から「来てくれないか」とご連絡がありました。

 

先生はご病気で入退院を繰り返すほど体調も悪かったので、私は いろいろな用事をキャンセルして駆けつけました。

その時は、私の直感で 先生と治療院でお会いできるのは、これで最後かなぁ…という気持ちで治療院を訪問しました。

 

勝野先生は 業界のこと、良導絡学会のこと、鍼灸カウンセリング協会ついて、それまでの歴史や いろいろな先生方との出会い、また、先生の業界に対するお気持ちをお話をしていただきました。

 

1時間ほどお話をされましたが、先生は少しお疲れになられた様子でしたので、私の方から「先生、お疲れになられませんか? そろそろ帰ります」と、切り出しました。

 

その時に、勝野先生は少し寂しそうでしたが、

「 良導絡やカウンセリング協会を わしの体調が悪いで、力になれなくて悪かったなぁ~」

「良導絡やカウンセリング協会を、頼むな!」

「松森君 あんたに頼めば安心だで、頼むな!」

と、大きな手で、私の手を握り締めて言われました。

ただ、病魔に侵された手は往年の勝野先生の力強い手ではなく、どこか力の抜けた手であったことが思い出されます。

 

帰りがけに、おぼつかない足取りで、治療院の玄関までお見送りしていただいたのが勝野先生との最後の対面でした。

 

その後、数週間で先生は亡くなられました。

再度 お会いしたのはお葬式の出棺時でした。

 

中部地区の鍼灸業界のボスであった勝野先生が 私の手を握り締めて 託されたお気持ち、また、手の感触は、今でも忘れることはできません。

 

勝野先生の不詳の弟子である私は、先生のご遺志を受け継いで 今後もささやかではありますが 業界発展のために地道に活動していきたいと思います。

 

この記事を書いた人

ライフ治療院院長 予約制052-877-5791
国家資格保持者による、はり灸・マッサージ・整体をいたします。

【国家資格】

◎あん摩マッサージ指圧師
◎はり師

◎きゅう師
【認定】

鍼灸心理師 良導絡専門師

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