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最近 治療業界で思う事!

" 院長のブログ "

2014年5月2日

 

最近の業界は 学校が乱立され鍼灸師の臨床能力も低下しているように思います。

みなさんの周りを見渡しても 接骨院、整体、鍼灸院etc.多くなっていませんか?

 

それは、経営コンサルタントによるテクニカルなマーケティングなどが業界に入り込んできたことが原因かもしれません。(今までの業界は経営法は無知な分野でした)

このような風潮は、学校出たてで臨床能力に自信がなくても、トレンドな経営法を導入すれば なんとか流行る治療院はつくれてしまいます。

 

特にコンサルタントは、治療業界に あたかも飲食店や流行っている美容院と同じような
テクニカルなマーケティング法を導入しているようです。

ある飲食店のオーナーが20年以上お店を存続させていると、もう古株の部類に入るとおっしゃっていました。

また、飲食店は10年くらいで自然淘汰されるお店が多いそうで、なんとか生き残っても リニューアル、または大きく内容を変えないとお客さんに飽きられてしまうとも…
でも、私などは、30年近く治療院を営んでいるのですが…(笑)

 

やはり開業当初や経営を飛躍的に伸ばしたい時期には、マーケティングは必要不可欠かと思います。
“貧すれば鈍する”という諺もあるくらいですから、基本的な生活がぐらついていては、余裕をもった治療を患者さんには提供できませんよね。

 

しかし、流行のコンサルタントのやり方を続けて10年くらいしたら治療院の売上が落ちてきたからと、また、高額の費用をかけてリニューアルオープンできますか? 鍼灸業界はそれだけ回転の速い業界なのでしょうか?

 

患者さんが、経営的にやり手の鍼灸師には、なんだか自分に向き合ってくれなさそうで、あまり良いイメージは持たないかもしれません。

 

鍼灸師としての職にあることは、「鍼灸治療で最善を尽くすという約束」を守れる人であり、この約束を患者さんは 当然のことだとして治療を受けます。

これは鍼灸師と患者さんの無言の契約ですね。

責任を持つとは「(治療結果にかかわらず)最善を尽くすことを約束する」ということを意識して治療を施すことだと思います。

 

臨床の中で どれだけ良いと思われる治療法を施しても効果が現れない事もあります。

しかし、そのような時でも 治療が上手くいかない場合には工夫をすることはもちろん、結果が出てもそこで力をゆるめないということです。

 

評価との関係でいえば、治療の責任を持つとは「治療に対する取り組みを、自分のベストの能力を発揮した結果として患者さん側に評価してもらってかまわない」という 鍼灸師側の宣言だと思います。

 

また、患者さん側からすると「私(患者さん)に対して治療ぶりを先生のベストとみなして能力を測りますよ」という宣言ですね。

 

医師をイメージして下さい。

学歴、経験、クリニックの設備なども信頼を得るには必要不可欠ですが、やはり 医師の診察や処置が あなたに対して責任を持つという前提だからこそ 信頼して 無防備に身を任せることができるのです。

 

鍼灸やマッサージ、整体治療など、治らない、楽にならない時は 患者さんの方から 来院されなくなります。

その点で、鍼灸師には重い責任が圧し掛かってくることは少ないですし、患者さん側もそこまでの要望は少ないです。

結構、ゆるい業界ですね。(東洋医学独特の自然治癒力を方針にしているからかもしれません)

 

私のところには 「開業当初からなんとかして下さい!」という 重症の患者さん方が多かったです。

例えば、愛知県内に住んでいた大阪の粉ミルクの断食の道場に通われていた癌患者さんが30名近く通院されていた時代もありました。(体に負担のかかる西洋医学的な治療をなるべくやりたくないという希望の方々です)

ほとんどの方が、亡くなりましたが なぜだか20代の新米鍼灸師の私に頼ってそれだけの患者さんが集まってきました。

最初は責任を取ることができないと、お断りをしていましたが 患者さん方からの強い要望もあったために 悪くしたらどうしようかとビクビクでやりはじめました。

年齢も若いし、実績も無いし… それこそ自分の鍼灸・マッサージ師というプライドをかけて、良いといわれるものは ほとんど追試しました。

 

変わり種は、尿療法も当時は癌患者さんの仲間内で流行りました。

中尾先生と言う医師や瓜生先生が提唱していた療法です。

私も1回だけ朝の一番搾り(?)を飲んでみましたが、塩辛く汗の味がしたのを覚えています。(さすがに抵抗があって1回だけでそれ以後はしていませんが…)

 

私の拙い開業当初の例をあげましたが、もし、あなたが鍼灸を医療だと自負しているのなら このような責任の自覚やプライドの高さを持ちながら臨床をしているかどうかです。

 

最近の風潮として、経営マネージメントを重視している先生方は、そのような意識が薄らいでいるように思われてしかたがありません。(リラクゼーションだったら必要ないかもしれませんが)

 

鍼灸師側の理由で 今回の治療は なんとなく調子が出なかったとか、求められる結果は出したので後半は流したとか、実際にはいろいろあります。
「今の仕事ぶりだけを見て能力を測られてはたまらない」と思うこともあります。

しかし、仕事に責任を持つ、つまり「その仕事に最善を尽くす」と約束したのですから、「もっとできたのに……」「潜在的な能力も評価してほしい……」という言い訳はなしです。

 

私の師匠を含め有名な先輩鍼灸師は、「鍼灸の臨床を趣味である」「鍼灸師には趣味はいらない」と言及されています。

つまり、好きな趣味だから なりふり構わず とことん没頭できる…
(趣味だったら気分良く熱中できますよね)

患者さんのために いろいろと真剣に向き合って努力するわけですね。
(けっして、趣味だから安易な気持ちということではありません)

 

このような鍼灸師の意識を患者さんが感じ取ることができれば、「あの先生のところに行けば安心だ」という感情を持つようにもなります。

これは、鍼灸師と患者さんの強い絆です。

このことは「先生に会えてよかった」と鍼灸師の人間性が患者さんに認められたことを意味します。

だから、患者さんも先生を信頼することができ、患者=鍼灸師の双方の強い絆を築くことができると思います。

 

時流に乗った経営法は必要ですが、このような患者さんに対する意識を持ちながら臨床をしている鍼灸師が何人いるのかと…

 

5年、10年後の業界がどうなっていくのか? 私には まったく予想ができません。

 

 

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