吸角(カッピング療法)の実際

画像は院長(松森)の背中の吸角(カッピング)です。
皆さんは、この大きな丸い痕を スポーツ選手や力士、お風呂屋さんで見たことがあるかもしれません。
吸角(カッピング療法)とは
吸角(カッピング療法)は、専用のカップを皮膚に密着させ、内部を陰圧にすることで皮膚や皮下組織を吸い上げる施術法です。
一般的なマッサージや指圧が身体を押す刺激であるのに対し、吸角は皮膚や皮下組織を引き上げるという、異なる方向からの刺激を与えることが特徴です。
吸角によって期待される身体の反応
1.局所の血流変化
陰圧によって皮膚や皮下組織に機械的な刺激が加わると、局所の微小循環に変化が生じます。研究では、吸角後に皮膚血流が増加する反応が確認されています。
2.皮膚・皮下組織への機械的刺激
吸引によって皮膚や皮下組織が持ち上げられ、周囲の結合組織にも機械的な刺激が加わります。通常の圧迫刺激とは異なる方法で組織に働きかけることができます。
3.感覚神経への刺激
皮膚や皮下組織への刺激は、感覚神経を介して脳や脊髄に伝わります。こうした感覚入力が身体の疼痛調節機構に影響し、痛みの感じ方を変化させる可能性が研究されています。
吸角(カッピング療法)の研究について
吸角(カッピング療法)は、世界各国で昔から実施されていた治療法です。
お血(滞りのある血液・リンパ液等)を改善して保険・健康維持に使用しています。
近年、医学的な研究が進められています。
レーザードップラー血流計を用いた研究では、吸角後の皮膚血流の変化が確認されています。
また、局所組織の代謝や圧痛閾値の変化を調べた研究も報告されています。
一方、慢性的な痛みに対する効果や、その作用機序については、まだ十分に解明されていない部分もあります。
当院では、身体の状態や施術部位に応じて吸角を活用し、ほかの施術方法と組み合わせながら、一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。
参考文献
- Wang et al. (2020)
Effect of Pressures and Durations of Cupping Therapy on Skin Blood Flow Responses. Frontiers in Bioengineering and Biotechnology. DOI: 10.3389/fbioe.2020.608509 - Emerich et al. (2014)
Mode of action of cupping—local metabolism and pain thresholds in neck pain patients and healthy subjects. Complementary Therapies in Medicine. DOI: 10.1016/j.ctim.2013.12.013 - Tham et al. (2006)
Cupping: From a biomechanical perspective. Journal of Biomechanics. DOI: 10.1016/j.jbiomech.2005.06.027
ライフ治療院院長 予約制052-877-5791
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◎あん摩マッサージ指圧師
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